当サイトについて

文鳥大学外観

当サイトについて

文鳥大学かいぬし学部の設立の趣旨およびコンセプト、運営方針について公開しています。

設立の趣旨

現在、日本語で触れることのできる本格的な鳥類学・鳥の獣医学の文献(書籍、論文、Web等)は非常に数が少なく、また、その内容も専門家に向けて書かれたものがほとんどであるため、鳥の健康に最も影響を与える存在である飼い主がアクセスできる情報は極度に限定されています。

さらに、多くの文献が国内の飼い鳥として最大のシェアを誇るセキセイインコの記述を中心としているため、私も含め、多くの文鳥飼育者は「正しい情報」「信頼できる情報」を見つけ出すことに困難を感じています。

しかし、科学的事実は特定の専門家や、高度な教育を受けた人々に独占されるべきではありません。学術知は開かれたものであること、すなわち、その知識の公開・記述の方法が非専門家にも容易にアクセスできるようになっていることによって初めて客観性を担保されると共に人類共通の財産となり、社会資源を動員することが正当化されるものです。

特に飼い鳥に関する正確な知識は飼育者の啓蒙に必須の情報であり、また、愛鳥のために努力を惜しまない飼い主であればこそ、例え専門家で無いとしても、正確な学術知にアクセスできるべきであると、私は考えます。

そこで、国内で文鳥を飼育し、愛鳥の健康と幸せを願うすべての飼い主の一助になるべく、当サイトを立ち上げました。

コンセプト

当サイトは非専門家の文鳥飼育者に向けて、文鳥の生態の理解や飼育に役立つ専門的な情報を正確に分かりやすく伝えることを目的としています。

上記の目的を分かりやすく表現し、また達成するために、「文鳥大学かいぬし学部」という架空の大学の形式をとっています。

可愛らしい文鳥たちが大学教授として教鞭をとり、私たち飼い主を学生として迎えています。

ユーモラスでありながら、大学という知の殿堂の雰囲気を取り入れることで、「学術知に裏付けられた情報を発信している」ことが明確になるようにという工夫です。

また、文鳥たちの口を借りることで、難しくなりがちな専門知識の記述を柔らかくすることができます。

運営方針

当サイトに掲載される文鳥の生態や飼育技術に関する情報は、すべて学術的な研究によって明らかにされた事実、または長期間に渡る飼育実務の結果有効と認められたものに限定されなければいけません。

また、正しい情報を自由に発信することは、特定の個人・団体に外形的に依存しないことによって可能になると考えます。

したがって、当サイトの運営に要するすべての費用、すなわち、ウェブサイトの構築・更新・保守に要する費用、文献の収集・管理に要する費用、研究を行い成果を公開可能な形式にするために要する費用、その他当サイトの目的を達成するために必要な費用は、当サイトの広告収入および広く募集する支援によって全額が賄われます。

当サイトの広告については、参考文献として掲載する書籍の販売に伴う広告収入、および自動配信によって表示される広告のみを使用し、特定の個人・団体に専属する広告の掲載は当サイトの趣旨に反するため、これを行いません。

また、余剰の利益が発生した場合、全額を運営資金として積み立て、運営資金が不足した際に充当します。

募集している支援については、現在は文献の収集について支援をお願いしています。研究を進めるために是非とも入手したい文献をAmazonの「欲しいものリスト」サービスを利用して公開しております。

サイトユーザーの皆様におかれましては、当サイトの趣旨と目的をご理解いただき、あたたかいご支援・ご声援を賜れますよう、何卒宜しくお願いします。

文鳥大学かいぬし学部運営責任者

小松 勇太