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文鳥のケージ設置場所

眠そうなアキ先生
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トップ画像:徹夜の研究明けで1限目の講義を始めるアキ先生(@sakuakipip

1日の多くの時間をケージで過ごす文鳥にとって、ケージの設置場所が適切で快適なものかどうかは健康に直結する重要な問題です。

特に、ショップでヒナを購入して育て、いよいよケージに引っ越ししようという場面を迎えた初心者飼い主さんにとっては、迷う点も多いでしょう。

文鳥のケージの設置場所に求められる条件を、その理由と一緒に学習し、新しい家族のためのベストプレイスを探し出してください。

文鳥の目は視野がとても広く、真後ろ以外はすべてが見えており、しかも動いているものに敏感です。

参考:文鳥の目

このため、部屋の中心にぽつんとケージがあると、周囲360度のあらゆるものが目を引いてしまい、文鳥は落ち着くことができません。

ケージのどこか一面は壁に接するようにして、適度に視野を遮ってあげましょう。

窓のすぐ近くは避けよう

窓のすぐ近くは気温の変化が激しく、身体の負担になります。

また、直射日光も差し込みやすいため、熱射病の危険があります。

窓からは1m程度は離したところにケージを設置できると良いでしょう。「直射日光は当たらないけど明るい」くらいの環境が快適です。

人間の生活の動線から離そう

ドアの近くや廊下、リビングの家族がよく通る場所の近くなど、人間が家の中でよく通る場所である「動線」からは、少し離れた所にケージを設置しましょう。

特にドアの近くは、開け閉めの音や風で落ち着かなかったり、急にドアが動いてビックリしたりして、ストレスが大きい場所です。

また、文鳥に限らず鳥は振動にとても敏感です。人が通るたびにケージが振動するため、人間の生活動線の近くではなかなかリラックスできず、時に睡眠を妨げます。

一方で、ほとんど人が来ない部屋にぽつんとケージを設置するのも、文鳥を不安にさせるため、望ましくありません。

パートナーの飼い主や家族の姿を文鳥が眺めることができて、しかも人通りが少ない場所が望ましいのです。

キッチンから離れていること

キッチンには文鳥にとって危険なものがたくさんあります。

火、刃物、中毒を起こす食材、テフロン加工のフライパンなどなど・・・。

特にテフロンのガスは有害なので、フライパンを使う際は換気を忘れないようにし、文鳥がキッチンに近づかないように注意してください。

ケージの場所はキッチンに直接行けないような別の部屋、あるいは、できるだけ離れた場所に設置しましょう。

人の目線の高さにしよう

文鳥は、野生では猛禽類に上空から攻撃され、食べられてしまう小鳥です。

そのため、頭上で動くものには特に敏感です。

安心できる家であるはずのケージが床に置かれていたり、位置が低かったりすると、常に人間に見下されるため、不安を覚えます。

人間の胸の高さ以上、望ましくは目線ぐらいの高さにケージを設置するようにしましょう。

夜は暗くできる場所にしよう

現代も野生の文鳥が暮らしているバリ島南部では、日の出・日の入りの時間が1年を通じてあまり変化しません。

例えばバリ島デンパサールでは、朝の6時頃に日が出て、夜の6時頃には日が沈みます。1年を通じて昼の長さは12時間程度です。

一方、日本では季節に応じて一日の長さが大きく変化します。真冬は朝の7時頃に日が出て、夜の4時過ぎには日が沈み、昼は10時間もありません。これが夏になると朝の4時30分から夜の7時までの14時間強が昼になります。

もちろん、文鳥が日本に来たのは、電灯など無かった江戸時代であり、日本の気候に適応できることは歴史が証明しています。

とはいえ、規則正しい生活の方が望ましいという考えもあり、実際、文鳥の寝る時間を決めている飼い主も多いでしょう。

日の長さに関係なく規則正しい生活を送らせるのであれば、寝る時間になったらしっかり暗くできる場所にケージを設置しましょう。

住まいの状況によっては、そのような部屋を用意できないこともあるでしょう。その場合、市販のケージカバーやタオルを掛けることで、しっかり暗くしてあげてください。

なお、カバーを掛けるとケージ内が密閉され、ヒーター等を付けていると暑くなりすぎてしまう場合があります。サーモスタットの設定温度に注意してください。

夜は静かにできる場所にしよう

文鳥の聴覚はよく発達しています。

聞き取れる音域は人間と同じか少し狭いくらいですが、音の違いを聴き分ける能力は人間以上であると考えられています。

したがって、寝る時間になっても騒がしい環境、特に、パートナーに選んだ飼い主の話し声が聞こえる環境では、十分に休憩することができない場合があります。

ケージにおやすみカバーを掛けて暗くした後、飼い主がケージの側で家族と話していたり、近くを通ったりすると、文鳥が「ギューギュー」といったような一見苦しげな鳴き声を出すことがあります。

これはカバーの中の文鳥が飼い主の存在に気づき、かまってもらおうと甘えているものです。飼い主が鳴き声に反応してしまうとクセになってしまうので、鳴いていてもそのまま寝かせてあげてください。

温度調節できる部屋であること

急激な温度変化は文鳥の健康に悪影響を与えます。

1年を通じて、ケージおよびケージを設置している部屋の温度には十分注意しましょう。

なお、扇風機やハロゲンヒーター、ストーブなどの冷暖房設備は文鳥がケガをする原因になるので、できればエアコンで十分に温度調節できる部屋が良いでしょう。

冷房・暖房が直接当たらないこと

エアコンで温度調節できる部屋にケージを置くのは良いのですが、エアコンの風が直接当たる場所にケージを置くべきではありません。

人間でさえエアコンの風にずっと当たっていると体調を崩すのに、文鳥が健康でいられる訳がありません。

具体的には、冷房の風は体温を下げすぎるため危険ですし、暖房の風はケージ内を極度の乾燥状態にしてしまい、文鳥の目や鼻、食道などの粘膜が損傷するために様々な病気を引き起こします。

振動する物を置かないこと

ケージを人の目線の高さにするために、何かの台や棚の上に設置する場合が多くなると思います。

その際、台や棚に電源が入ると振動するような物を置かないようにしましょう。

現在はあまり多くないと思いますが、かつてブラウン管テレビが広く使われていた頃は、起動中のテレビが振動することから、その上にケージを置かないように注意されていました。

文鳥は振動に敏感です。電源が入ると振動する機械は意外と多いですから、よく注意してください。

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