文鳥と副鼻腔炎
副鼻腔炎は文鳥でも人間でも起こり、「蓄膿症」の名でよく知られています。副鼻腔炎は顔の膨張や目の突出を起こすこともあり、非常に痛ましい病気です。さらに慢性化しやすく、治療しにくいという特徴もあり、厄介です。副鼻腔炎は鼻炎から続発しやすい病気ですから、飼い主による予防と早期発見が重要です。
副鼻腔炎は文鳥でも人間でも起こり、「蓄膿症」の名でよく知られています。副鼻腔炎は顔の膨張や目の突出を起こすこともあり、非常に痛ましい病気です。さらに慢性化しやすく、治療しにくいという特徴もあり、厄介です。副鼻腔炎は鼻炎から続発しやすい病気ですから、飼い主による予防と早期発見が重要です。
そ嚢炎は大人になった文鳥にはあまり見られませんが、人間による挿し餌で育つヒナには発生しやすい病気です。そ嚢は食べた餌を貯めておく器官です。そ嚢が炎症を起こして餌を食べられなくなると、文鳥はあっという間に衰弱してしまうので注意が必要です。
人間の結膜炎は病原体への感染や花粉症などのアレルギー反応によって生じます。一方、文鳥の結膜炎は、目そのものに異常が生じて結膜炎に至る事例は少ないのです。鼻炎や口内炎などからの続発や、身体が全体的に調子が良くない場合に生じます。人間が持つ結膜炎のイメージと異なりますから、注意が必要です。
人間ではお酒の飲み過ぎや不規則な生活、過度のストレスなどで胃炎が起きます。文鳥の胃炎は、主にカンジダやトリコモナスなどの感染によって引き起こされます。胃炎が進展して胃潰瘍や胃穿孔(胃に穴があく)になってしまうと大事に至る可能性もあるため、油断できない病気です。
トリコモナス症は文鳥がかかる病気の中でも特に有名です。トリコモナス原虫に寄生されることによって感染し、特に幼鳥やヒナが死に至るケースが多い病気です。しかし、正しい知識を身につけることで予防することができますし、早期に発見できれば幼鳥やヒナでも助けることができます。しっかり学んでいきましょう。