食べこぼしパトロール中の楪先生

文鳥と塩分過剰症

塩分のとり過ぎは人間にとって有害であるとされていますが、鳥にとっても有害です。体重の非常に軽い文鳥は、人間用のスナック菓子などの塩がたっぷり使用された食べ物を少し誤食しただけでも、塩分過剰になってしまう危険があります。塩分過剰症の深刻な症状を知り、食べこぼしを残したまま放鳥しないように気を引き締めましょう。

チョコがないか見回り中のぽん先生

文鳥とチョコレート中毒

チョコレートの甘い香りは文鳥も人間もつい引き寄せられてしまいますが、文鳥にとってはごく少量でも命を落としかねない猛毒です。中毒の原因物質はカカオに含まれているため、チョコレート以外のカカオ製品にも広く注意する必要があります。チョコレート中毒が発生する病理や症状、予防について学びましょう。

こちらを見るゆり先生とかぼちゃパンツ団

文鳥とタバコの毒

文鳥にタバコは有害です。新型タバコは健康への悪影響が少ないと宣伝されていますが、体が小さく、大気汚染に敏感な文鳥には関係のない話です。タバコの煙は突然死の原因になるため、文鳥をタバコに近づけないように注意してください。また、有毒物質が残留している危険があるため、禁煙前に使っていたカーペットなどにも要警戒です。

箱の中に居るゴエ先生

文鳥と鉛中毒症

鉛が鳥の体に蓄積されると、赤血球の破壊や神経症状、そして消化器系の障害を起こし、死亡することもあります。放鳥時に目を離していると、気が付かない間に鉛を摂取してしまうかもしれません。鉛中毒性は発症すると進行が急速であるとする文献もあり、早期に異変を見つけて病院を受診することが重要です。

水浴び後のぽん先生

文鳥と肝性脳症

肥満の文鳥は脂肪肝を起こして、肝臓の機能が弱くなります。肝臓が弱まるとアンモニアなどの毒素を充分に無毒化できなくなってしまい、毒素が脳に達して障害を起こすことがあり、肝性脳症と呼ばれます。肝性脳症を起こしていても元気に見えることがあり、ある日突然死んでしまうといったことも起こります。

首が伸びたぽん先生

文鳥とカルシウム過剰症

カルシウムは不足しても問題を起こしますが、過剰になっても中毒を起こします。カルシウム過剰症は骨格形成異常だけでなく、神経症状、腎障害、他の栄養の吸収阻害など、幅広い影響があります。カルシウム自体の栄養管理はもちろんですが、カルシウムの吸収に関わるビタミンDの摂取量にも注意してカルシウムの過剰症を予防しましょう。

身長を測るぽん先生

文鳥とカルシウム欠乏症

カルシウムは骨格や卵の形成のために必要であるだけでなく、神経や筋肉運動、止血にも関わっています。カルシウムの欠乏は骨格以外にも、身体に様々な悪影響を及ぼしますので、栄養管理をしっかり行い、予防しましょう。特にメスの文鳥は産卵時にカルシウムの必要量が増えるため、カルシウム不足にならないように注意が必要です。

きらきら八重歯ぽん先生

文鳥とビタミンD過剰症

ビタミンDは骨格形成に重要な役割を持っているビタミンで、不足も過剰も病気を招きます。文鳥でも人間でも、ビタミンDの過剰はビタミン剤やサプリメントの過剰摂取によって起こる場合がほとんどです。ビタミンD欠乏症とあわせて、過剰症についても学びましょう。

羽繕いするぽん先生

文鳥とビタミンD欠乏症

ビタミンDは骨格形成に重要な役割を持っているビタミンで、不足も過剰も病気を招きます。ビタミンDの欠乏は様々な方法で予防できますので、それぞれの手法のメリットと危険性を理解した上で、確実に実施できる方法を選びましょう。

筋斗雲ぽん先生

文鳥と過緊張性発作

保定や病院での診察に過度に緊張してしまい発作を起こす、過緊張性発作は文鳥に特に多いと言われています。詳しい原因が分かっていない病気ですが、緊張のきっかけになる出来事を特定し、それを回避することで予防することができるほか、少しずつ刺激に慣れる訓練をすることも有効であると言われています。