派手に登場するもちまる先生

文鳥の栄養学―炭水化物

炭水化物は「三大栄養素」の中でもエネルギー源として最も重要な栄養素です。小型の鳥類は高い体温を維持したり、飛翔という爆発的な運動を頻繁に行うために、速効性のエネルギー源である炭水化物を常に摂取する必要があります。文鳥における炭水化物について詳しく学びましょう。

講義中にお昼寝タイムを迎えたぽんすけ先生

文鳥の栄養学 ― 脂質

ネガティブなイメージを持たれがちですが、実は体を健康に保つために欠かせないのが脂質です。脂質は量のコントロールだけでなく、必須脂肪酸をバランスよく摂取するという「質のコントロール」も重要になります。文鳥における脂質について詳しく学びましょう。

チョコがないか見回り中のぽん先生

文鳥とチョコレート中毒

チョコレートの甘い香りは文鳥も人間もつい引き寄せられてしまいますが、文鳥にとってはごく少量でも命を落としかねない猛毒です。中毒の原因物質はカカオに含まれているため、チョコレート以外のカカオ製品にも広く注意する必要があります。チョコレート中毒が発生する病理や症状、予防について学びましょう。

身ぎれいにするぽん先生

文鳥と大腸菌症

大腸菌というと人間ではO157による食中毒が有名ですが、文鳥も感染します。穀食の文鳥は常在菌として大腸菌を保有しておらず、人間には病気を起こさない種類の大腸菌に感染しても深刻な症状を見せることがあります。健康な体と衛生的な環境を保ち、しっかり予防しましょう。

スキマに亜鉛が無いか見てきたぶん先生

文鳥と亜鉛中毒症

人間の家庭には数多くの金属製品があり、その防錆加工として亜鉛メッキが一般的に利用されています。亜鉛が文鳥の体内に蓄積されることで、消化器系の障害や神経症状、溶血など様々な症状を起こし、急性に死亡することもあります。「うちの子は金属に興味ないから大丈夫」と思っていても放鳥時には目を離さないことが重要です。

バイクを嗜むパチクリ先生

文鳥と腸閉塞(イレウス)

腸の運動を司る神経に異常が生じたり、異物が侵入したりすること等によって、腸が塞がってしまうことを腸閉塞、あるいはイレウスと言います。便が出せなくなったり、腸の吸収機能が障害されたりすることによって、様々な悪影響が生じ、急激に状態が悪化し、一日ともたずに死亡してしまうこともある疾病です。

少し下を見つめるぽん先生

文鳥とカンジダ症

消化管の常在菌であるカンジダ菌が増殖し、消化器系を障害するのがカンジダ症です。文鳥の免疫力が正常に機能していれば問題を起こさない菌ですから、食餌の栄養バランスと飼育環境をしっかりチェックして、予防することが重要です。また、不適切な挿し餌による食道のケガやヤケドも発症の原因になります。

キリリとしたぽん先生

文鳥と腸炎

腸炎は人間でも文鳥でも起こります。腐ったものを食べると腸炎を起こすのは人も文鳥も共通ですが、人間では感染症のほか、食べ過ぎや飲み過ぎによって腸炎が生じます。文鳥は感染症や中毒によって腸炎を起こします。腸炎は下痢を起こし、文鳥のような小さな鳥はすぐに脱水状態になってしまい危険です。しっかり予防しましょう。