文鳥の栄養学 ― 脂質
ネガティブなイメージを持たれがちですが、実は体を健康に保つために欠かせないのが脂質です。脂質は量のコントロールだけでなく、必須脂肪酸をバランスよく摂取するという「質のコントロール」も重要になります。文鳥における脂質について詳しく学びましょう。
ネガティブなイメージを持たれがちですが、実は体を健康に保つために欠かせないのが脂質です。脂質は量のコントロールだけでなく、必須脂肪酸をバランスよく摂取するという「質のコントロール」も重要になります。文鳥における脂質について詳しく学びましょう。
産卵は様々なリスクがつきまとう命がけの行為です。産褥テタニー・産褥麻痺もそのひとつで、産卵によってカルシウムが失われることをきっかけに、痙攣や麻痺を起こします。重篤な場合は急死することもあるため、産卵期の栄養管理には繊細な注意を必要とします。
文鳥の主食となるシードについて、主要4種の特徴と成分を確認しましょう。見た目にはどれも大差無いように見えるシードですが、それぞれに特徴があります。また、主食だけでは十分に補給することができないミネラルやビタミンについても、具体的な数字で確認することで深い理解に繋がります。
ビタミンは文鳥の健康に様々な形で関与している重要な栄養素です。ビタミンの種類と、それぞれのビタミンがどのような働きをするのかについてまとめましたので、飼育書や文鳥大学の講義を読む際の参考にしてください。
気管炎や鳴管炎は、初期には元気であることに加えて、人間の風邪のような症状を見せるため、軽視されがちです。しかし、肺炎や突然死の原因になる危険な疾病であるため、すぐに病院を受診する必要があるのです。気管炎・鳴管炎がどのような症状を見せるのかしっかり確認し、予防と早期治療に活かしましょう。
文鳥が飛ぶために必要な、呼吸による大容量の換気を可能にしているのが「気のう」という袋状の呼吸器です。気のうに炎症が起きると呼吸困難を生じ、さらに気のうに隣接する臓器へと炎症が広がっていってしまいます。気のう炎は様々な原因で生じ、骨折や関節炎のような意外なきっかけで発症することもあります。
疥癬症はセキセイインコで有名ですが、文鳥でも起こる病気です。トリヒゼンダニというダニが文鳥の皮膚に寄生し、穴を掘って産卵・脱皮・増殖することで皮膚病変を生じます。早期に駆虫剤の処方を受けることができれば良いのですが、時間が経ってからだと症状も重篤化し、駆虫にも時間が掛かるようになります。
脚気の名で知られるビタミンB1欠乏症、あるいはチアミン欠乏症は、文鳥でも起こります。ビタミンB1は穀類に含まれているため、成鳥では普通起こりませんが、挿し餌で育てられているヒナは要注意です。不適切な挿し餌によりビタミンB1が欠乏すると神経炎を生じます。脚に麻痺が起き、痛みから食欲不振などの症状が見られます。
不適切な栄養管理に起因して骨の形成に異常が生じるのが、くる病・骨軟化症です。特に挿し餌で育てられたヒナに多発します。歪んでしまった骨格は戻らないため、一生付き合っていかなくてはなりません。そうした悲しい事態を避けるためにも、ヒナをお迎えする前に原因と予防策を確認し、育成方針をよく考えておきましょう。
皮膚真菌症とは、人間でいえば水虫のことです。文鳥では頭や首に発症しますが、稀な病気ではあります。皮膚にカビが繁殖し、かゆみが生じます。文鳥は爪で引っかいてしまい、出血を起こすこともあります。真菌とは何かという基本的なところから、丁寧に学んでいきましょう。